今回の長野県松本への引越しで、新しく買い足したアイリスオーヤマのIHクッキングヒーター。
今までずっとガスコンロを使っていたので、代金の高いプロパンガスに変わる事もあるし、試しに変えてみよう……だったのですが、思いのほか快適に使えています。
ご飯もお鍋で炊いているのですが、慣れると十分おいしく炊けますよ。
IHクッキングヒータに変えた理由はプロパンガス
千葉のマンションでは都市ガスで、持ち込みの2口ガスコンロを使用していました。
ただ、松本の物件はプロパンガス。プロパンガスは都市ガスに比べて、使用料金が高いことが多いんですよね。
それを承知ではあったのですが、どう頑張っても地方に行くと都市ガスの賃貸物件は圧倒的に少ないのです。
一般家庭のガスの使用量のほとんどがお風呂などの給湯で、コンロは全体使用量の10~20%なのだそうです。
とはいえ、ちりも積もれば山となる……。
例えば、毎月8,000円使っていたら10%でも月約1,000円弱、年間にすると1万円以上違うわけです。
それから、都市ガスからプロパンガスに変わると、ガスコンロもプロパン用のものに買い替えなくてはなりません。
調べてみたら、ガスコンロのお値段もIHクッキングヒーターのお値段もほとんど変わらない。
新居も自分でガスコンロを持ち込まなくてはいけない物件だったため、それならIHも検討しよう、ということになりました。
賃貸住宅で工事なしで使えるIHクッキングヒーター
賃貸住宅に住む私たちが使えるのは、電気工事や本体の取付工事が不要で置くだけですぐに使えるタイプです。
置くだけで使用できるタイプのIHクッキングヒーターのなかでも、電源が100Vで使用できるものでないと通常の家庭用コンセントでは使用できません。
200Vのものは別に電気工事が必要になってしまいます。
その条件で、前から知っていたアイリスオーヤマのIHクッキングヒーターを購入しました。
卓上の1口クッキングヒーターは鍋をする時用に、お持ちの方も多いのかもしれません。
こんなモノです。
一番気になる火力はどうなのか
右と左でヒーターの火力が違い、左が最大1400w 右は最大700wです。
火力の問題の結論は、普段使いには問題ないです。
お料理を仕事にしている人や、本格中華を作るのが趣味であれば確実に足りないと思います。
でも、家庭料理の夕飯を準備している位なら問題なく使うことが出来ていますよ。
注意点としては、左ヒーターを最大火力で使用中のみ、右ヒーターは使用できないこと。
左ヒーターを最大火力で使用している間は、タイミングをずらすしかありません。でも、料理ってずーっと強火で調理することってあんまりありませんよね。
パスタとか麺類をゆでるときぐらいでしょうか。
最大火力・揚げ物モードでなければ、もちろん同時に使用できます。
右のヒーター(700w)はお味噌汁の調理、野菜をゆでたりするとき、目玉焼きに使用。
左のヒーター(1400w)は炒め物やオムレツなどの卵料理、炊飯に使用、と分けて使っています。
アイリスオーヤマのIHクッキングヒーターのメリット
アイリスオーヤマIHクッキングヒーターのいい所をまとめてみると……
- 工事不要で家庭のガス台で電源をつなげばできる手軽さ
- トッププレートがフラットなデザインでそうじがしやすい
- 操作が簡単でわかりやすい
- 脚(スタンド)付きにすると、下が収納スペースになる
- 切り忘れ自動OFF機能付き
- 鍋を載せずに加熱すると自動でOFF
工事不要で家庭のガス台に置いて、電源をつなげば使用できる手軽さ
電源や設置の工事に関しては先ほど書きましたが、大きさも幅56cm奥行40cmと2口ガスコンロと同じ大きさで、一般家庭のガス台に置くことができます。
トッププレートがフラットでそうじが楽
IHヒーター全般に言えることですが、毎回サッと拭くのが楽なので「拭きたくなる」感じです。
操作が簡単でわかりやすい
操作は簡単で、主電源を入れ、左右それぞれの加熱ボタンを押して、あとは火力調整のボタンを操作するだけです。
脚(スタンド)つきにすると本体下を収納スペースにできる
こんな感じで調理中に使うものを置いています。
切り忘れ自動OFF機能付き
45分間操作がないと自動で電源OFFしてくれます。
鍋を載せずに加熱すると自動でOFF
鍋を載せていないと「ピッピッ」と鳴り、そのまま鍋がない状態のままだと勝手に切れます。
他にもタイマーが付いていたり、なべ検知機能(使用できるなべかどうか自動で判別)などがあります。
アイリスオーヤマのIHクッキングヒーターのデメリット
今度はデメリットをまとめてみます。
- 土鍋やアルミ製の鍋、中華鍋は使用できない
- 最初に温まるまでが、ガスよりも時間がかかる
- ファンの音、電源を入れる音が大きい
土鍋やアルミ製の鍋、中華鍋は使用できない
これはどのIHヒーターにも言えることだとは思いますが、土鍋やアルミ製の鍋、ヒーターに接地するなべ底の面積が少ない鍋は使用できません。
お鍋の買い替えが必要な場合もあります。
意外だったのは、使用できないものが多いだろうと思っていたステンレス製の鍋はほぼ使用できました。
最初に温まるまでが、ガスよりも時間がかかる
炒め物をする時なんかに、油が温まるまでが結構時間がかかるように思います。
同じ理由で、お湯が沸くまでにかかる時間は少しかかるように思いますが、そこはもう熱効率のいい電気ケトルを用意して、フル活用しています。
ファンの音、電源を入れる音が大きい
電源を入れたり、火力調整ボタンの「ピッピッ」の音は調整できなくて最初は音量の大きさにびっくりしました。
使用を始めると、ファンが回りだすのですがその音も結構大きいです。もう慣れましたが…
電源を切っても、直後はトッププレートがとても熱くなっているので気を付けてくださいね。
気になる電気代は?
使用を始めてそんなに期間はたっていませんが、朝晩の使用で電気代は微増しているかな?くらいの差しかありません。
プロパンガスのコンロ使用時と比較ができないので、参考までにですが……
夫婦2人、IHと電気ケトルを朝・晩の食事調理中信に使用する状況で、昨年同時期と比べて電気の使用量は大体平均して、月に25kWhほど増えました。
これを2018年10月現在の電気料金にすると、600円ほど(1kWh25円で計算)の増加です。
電気代よりも気を付けないといけないのは、「調理中、ブレーカーが落ちないか」だと思います。
食事の準備をしている時は、トースターやオーブン、電気ケトル、炊飯器などなど色々な調理家電を同時に使っていますので、頻繁にブレーカーが落ちてしまう場合はアンペア数の見直しも必要かもしれません。
ガスコンロの買い替えや引越しの機会には、IHヒーターも選択肢に入れてみては?
今回、アイリスオーヤマのIHクッキングヒーターに変えてみての感想は、普段使いなら十分なので、少しでもガス代が減るならいいな…と感じています。
もしも買い替え・引っ越しなどで新しくコンロを買う機会には、IHクッキングヒーターも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
購入するときに、品番が2つあって何が違うのかわからなかったので、アイリスオーヤマに直接聞いてみました。
・IHK-W1-B→点字あり、保温機能なし
※W1のあとの「S」はスタンド(脚)とセットになっているもの
・IHC-W2-B→点字なし、保温機能あり
※W2のあとの「S」はスタンド(脚)とセットになっているもの
私は保温機能は特に必要ないので、IHK-W1-Bにしました。
また、脚(スタンド)はセットで購入することをおすすめします。ないと、1口のIHコンロの写真のように卓上仕様のままです。
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