去年私たちは、東京都中野区から千葉市に引っ越しました。
今は、千葉市から長野県に移住したいと考えています。
この、「移住」と「引っ越し」の違いは何なのでしょうか。
言葉の違いだけなんだけど、無意識に使い分けている自分が説明できないことになんだかもやもやしたので、ちょっとだけ考えてみました。
移住と引っ越しの違い、まずは調べてみた
Wikipediaより
移住(いじゅう)とは、他の場所に永住することを目的として、ある地域や国を離れる行動である。
引越し(ひっこし)とは、居所(住んでいる所)あるいは事業場を構えた所など、一定の場所からその機能、家財、機材その他の動産を別所へ移動させることが引越しと呼ばれる行為である。
他の方のブログなどを読んで私なりにまとめると…
- 移住→住まい・生活・仕事・生き方などを変えて、チャレンジがあること
- 引っ越し→転勤などで元居たと時と変わらず、生活や仕事をこなすこと。移動する行為
となっています。むむむ。移住は永住!?
重いですね。重い。
これ、この間の上田市の就職支援の面談をしている時にちょっと感じた違和感と繋がっていそうなことに気が付きました。
上田市の就職支援事業の面談を受けた感想
10年先のことってみんなそんな考えてるの?考えてわかるの?
面談をしている時に、スノボがしたいから長野県で…って話したあとに、コーディネーターの方から10年先のことも考えながら夫婦で意見の相違がないようにしないと…って言われたんですね。
記憶もあいまいなんですが、何かわからなかったんです。でも、ちょっと違和感があった。
その時は「ん?まぁ、10年後もスノボできるかわかんないしね。もちろん普段の生活の時間の方が長いしね。考えなきゃいけないのかな?10年先??」って思ったは思った。
夫婦で話す必要はあるかも、と思った。
でも、10年先考えてもよくわからなかった。家が欲しいとか、部長になりたいとか、起業したいとか、そういうことを言うのかなぁ?ファイナンシャルプランナーが設計するやつのこと?
今って変化が激しいし、10年後って大分今とは違う社会になっていそうですよね。
自分の経験からしても、何が起こるかわからないです。
10年前は、リストラされたり長野に住みたいって考えてることなんて予測できなかったです。
地震などの天災や大不況、就職した会社の倒産など…?技術やITの発達とか社会経済の仕組みが変わって働かなくてよくなるかも!病気の概念が変わるかも!
出てくる案がパッとしませんが…
そして何より正直自分が10年先に何を希望するか分からないし、そこに危機感もあんまりない。
それから、ここ数年で私も知っている身近な人が20代30代でなくなったりすることが、わりと立て続けにあって、よく言われることですが「いつ死ぬかわからない」と強く実感しています。
必要以上におびえる必要はないですが、常に頭の片隅にはおいておこうと思ってます。
私の考えとしては、3~5年ベースで考えてそれに向けて行動するのが今のところ一番いいのではないかと思っています。
その位なら自分や家族の心身の予測はできるし、1年単位で微調整すれば社会の変化にもついていけそうだし、自分の性格でも無理はないかな、という所です。
私なりに、どんどん変化していける身軽さを持っていたいのです。重いのは嫌ですね。
だから、今大事にしたいと思うことを先延ばしにせずに時間を使える生活に変えていく努力をしています。
移住ではなくて❝ライト移住❞
話が大分それた気もしますが…
生活や仕事を変えるという意味では「移住」なのですが、しばらく定住はするけど永住するかしないかはわからないよ、という意味で自分の場合は❝ライト移住❞かなと思います。
移住促進を頑張っている役所の方には申し訳ないですが「住まいも仕事もここで、末永くいてね!」って言われたら重すぎて尻込みします。
まずは、それぞれ自分たちが楽しい生活を模索する。
そして、住んでいる地域でも他の地域でも行ったり来たりいい影響やお仕事やつながりが生まれたらいいですよね。
書いていて思ったのですが、今よく言われる2拠点の暮らしって「人のシェア」ですよね。
もともと人を所有することなんてできないんですけど、どこそこの人口が増えた減ったのって話だけ見るとそう感じてしまう。
生活と仕事と遊びの場所がそれぞれあってもいいですよね。
私たちはライト移住を予定中
今後は「したい暮らしを楽しむために、長野県へのライト移住を計画しています」ということにします。
言葉一つですが、ちょっと自分の中で整理が出来ました。
人それぞれでいいと思うのですが、一度考えてみることで自分の軸がくっきりしてくるように思います。
言葉ってやっぱり面白いです。
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