松本に移住して1年「暮らしの時間割り」が大きく変えられた

時間の使い方
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松本に引越しをしてきてちょうど1年が経ちました。

季節が一周して、半年前に書いた「松本に移住して半年、感じていること」の時と比べると、だいぶここで暮らしているという実感は出てきました。

 

改めてこの1年を振り返り、以前と比べると『移住』という自分の行動をきっかけに、意識・無意識に関わらず「日々の時間の使い方や暮らしのリズム」を良い方に大きく変えられたように思います。

時間の使い方を気分の良い方に変えられると、自ずと暮らしの満足度も以前よりももっと上がりました

 

変化した時間の使い方

私達夫婦は何事も仕事中心に過ごしていた暮らしから、住職遊が近い暮らしをしたくて移住することを決めました。

参考私たちがこれからしたい暮らしを想像したら移住だった

基本的にはその軸からぶれないように、色々なことを選ぶようにしています。

通勤時間が半分になった

ayuさん(夫)の通勤時間が半分以下になりました。今までは1時間~1時間半ほどかかっていたところ、30分以下に。

家賃などの理由から都心部に比べ、職場の近くに住みやすくなりました。

参考松本に移住して約1か月 感じていること 夫編

来月5月から働く私の通勤時間は、在宅なので通勤時間は0分です。

参考移住してから1年、これまでとこれからの仕事のについて

 

通勤時間が半分になった、ということは毎日の移動時間が減り、家族で過ごす時間が増えました。

朝が早くなった

朝日

これは移住関係なくayuさん(夫)が転職した、というのが一番大きいのですが、朝が早くなりました。

 

松本に来る直前のお仕事は、私たち夫婦ともに店舗で働く小売りの接客業でした。

そして、都心部のお店って長時間かつ夜遅くまでオープンしているのです。店舗にもよりますが、一番長いときは10時開店の21時閉店。

そうすると遅番の場合、昼の12時半勤務開始ということも。

今は、8時もしくは9時から勤務開始です。(医療や飲食・小売りなどを除いた、オフィスのお仕事はこれくらいなのかもしれませんが)

朝が早くなったので、必然的に夜寝る時間もかなり前倒しになりました。

 

そして通勤時間が短くなったのもあり、明るいうちに家に帰ってくるのです。今までからしたら、考えられないこと。

都心に比べると、会社やお店は閉まるのが早いことも多いので、全般的に朝が早くなるのではないかな……と感じます。

遊びに行くのに時間がかからないから、毎週行けちゃう

松本市のキャンプ場

私達にとって遊びというのは、スノーボード・キャンプ・登山など。その為に松本に来た、といっても過言ではないので、ここは大事。

 

遊び場に行くまでの距離が近いために、当然ですが時間がかかりません。

行くまでに時間がかかると、当然体力を使うので毎週のようには行けませんが、今は「ちょっとそこまで感」が出てきて、毎週のように行けます。

ですので、とにかく家を出て外に遊びに行く時間・回数が増えました。

 

暮らしの中で意識せずに変化した、小さなこと

直売所に並ぶ野菜や果物から季節を感じるようになった

松本市でとれた野菜

スーパーと違い直売所に並ぶ野菜や果物は、その時期に旬のものが並ぶので季節ごとにラインナップがガラッと変わります。

その変化で季節を感じることが多くなりました。

 

また、直売所で購入することが増えたので、意識せずとも松本市内・長野県内の食べ物を選ぶようになりました。

参考松本に来て変化した、私たちの食卓

毎朝、窓からお天気と北アルプスの様子をチェックするようになった

松本市 家の窓から見える北アルプス

寝室の窓から、北アルプスが見えます。(電線はあるけれど)

朝焼けがきれいだったり、どんどん雪が積もり白くなっていく様子が見れたり。毎日の変化が美しいのです。

1年経ってもまだまだ見飽きません。

 

朝起きたら、ほぼほぼカーテンを開け、天気と北アルプスのクッキリ具合を確かめるのが日課になっています。

冬は太陽が出ているか出ていないかで、体感温度がかなり違うので、毎日の天気を気にするようになったのかもしれません。

家飲みが増えた 外飲みは計画的になった

山辺ワイナリーのワイン

電車に乗って通勤するということがなくなったので、帰りに「今日は飲んで帰ろう」と言うことはなくなりました。

よって、家でお酒を飲むことが増えました。家呑みのおつまみのレパートリーは少し増えたかな

 

外に飲みに行くときは、車を置いて改めて出直すなどしなくてはいけないこと、我が家からは少し距離があるので「よし!行くぞ」と計画的に飲みに行く印象です。

冬は特に寒いので、気合を入れないとなかなか難しかったです。

だから、お店を選ぶときは適当に「ここでいっか」と選ぶのではなく、好きなお店・行ってみたかったお店を選ぶようになりました。

移住は自分の時間の使い方を大きく変える「きっかけ」になる

北アルプスとチェア

普段私たちは「自分の大事なことに時間を使いたい」と思っていても、日々の習慣や忙しさ、環境に流されて、今の状況を変えることは難しいものです。

自分の時間をどう使うかは自分で選択できるようでいて、環境や状況に大きく左右されやすい。

でも、移住はまず環境をガラッと変えるので、実行に移していく過程で、大きなことから小さなことまで「望む環境」を選択しやすいのだろうなぁと改めて感じています。

 

もちろん、大きく環境や暮らしが変わる事によるストレスや、望むような選択肢がない場合など、大変なこともあります。

参考信州松本での初めての冬 寒さ・雪など感じたこと、注意点などまとめ

 

そもそも「自分の望んでいた暮らし」が思い描いていたものと違うと感じる場合や、憧れが強すぎて本当は望んでいなかった環境を選択してしまう、などの心配もあります。

だからこそ、実行に移すまでの準備や下調べ、自分の希望を何度も確認することがものすごく大事。

 

今は完全に住まいを移す「移住」だけでなく、2拠点生活やお仕事など(観光ではない位置付け)で地域と関わったり、「まずはちょっとやってみる」という選択肢はものすごく増えています。

参考SMOUT 移住研究所

 

確かに、環境を大きく変えることは大変、そして正直面倒くさい。長時間手間暇をかけて、今までとは違うことを調べ、実行し選択していかなくてはいけないから。

「移住最高」なんて言うつもりもありません。

 

でも、もし「本当は○○な暮らしがしたい」「○○する時間を増やしたい」という望みをモヤモヤ持っている人がいたなら、「環境を変えると叶うかもよ」と実感として言えるようになりました。

 

自分がしたい暮らしをするために「誰でも望んだ時に、住む場所や環境を変える」という選択肢が、もっと当たり前になればいいのに。

松本に来て1年。まだまだ何があるかわかりませんが、このブログで日々発信することで、誰かの選択肢が増えるといいな、と思っています。

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