信州松本での初めての冬 寒さ・雪など感じたこと、注意点などまとめ

松本城の冬 氷の彫刻
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信州松本に引っ越して、そろそろ1年。

長かったような、あっという間だったような初めての冬も終わりに近づいています。

千葉や東京など、比較的暖かい所でしか暮らしたことのなかった私達が、初めて信州の冬を越しての感想を記録しておこうと思います。

 

ただ、今年(2018~2019冬)は聞く人聞く人「暖冬」と言います。

また、私が住んでいるのは松本市街地です。松本市と言えども、かなり面積が広く標高が高い場所もありますので、そこはまた全然違います。

それを前提に読んで頂ければと思います。来期以降も感じたこと、追記していこうと思っています。

 

寒さ

信州に暮らすにあたって、一番気になるのが冬の寒さ。私がもう冬だな、と感じたのは11月。

松本の平均気温

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温5.06.010.517.822.926.029.431.125.719.313.68.0
平均気温-0.40.23.910.616.019.923.624.720.013.27.42.3
最低気温-5.2-4.8-1.54.19.914.919.220.215.98.42.1-2.7

統計期間:1981~2010年  単位:℃    参考サイト:気温と雨量の統計(長野県松本市)

 

表を見ていただくとわかるのですが、やっぱり11月(最高13.6℃、最低2.1℃)から都心部の感覚からすると冬並みの気温です。

これは平均なので、11月は暖かい日もあれば寒い日もありました。

11月後半~4月前半まで、約5か月ほど冬だと思っていた方がいいと思います。

1番寒いのは1月~2月前半

一番寒さが厳しいのは、1月~2月前半です。寒い日には-8℃まで下がりました。

松本の中心地でも、普段の冬は-10℃位まで下がる日が何日かあるようです。

 

そんな一番寒いときって「最低気温-8℃最高気温4℃で晴れ」という日が結構あって、これが驚きでした。

晴れているのに、4℃までしか上がらないのか……と。

部屋の中に日差しが差し込めば暖かいのに、外に出るとピリッと寒い。そんな印象です。

 

寒いときは空気も澄んでいて、山がくっきり見えることが多いです。

スキー場に向かう朝に見た、赤く染まった北アルプスのモルゲンロートは本当にきれいでした。

季節の変わり目の寒暖差にご注意

季節の変わり目は、どこでも寒暖差が大きいのですが、信州は想像を超えていました。


1日で差が23℃って……体がおかしくなりそうです。秋や春は要注意です。

松本の雪

スキー場で車に雪が積もった様子

雪はこの冬はほとんど降りませんでした。(上の写真はスキー場で積もった時の写真です)

積もっても数cmでそれが2~3回、雪かきの必要はなく翌日にはほぼ解けてなくなっていました。

もちろん関東よりは雪の降る回数は多いのですが…

 

普段の冬は、ドカッと降って雪かきをしなければいけない日が、ひと冬2~3回と聞いていました。

雪に関しては、今年はほとんど参考にならなそうです。

また来期、雪の降り方積もり方を追記できればと思っています。

 

※4月でも雪は降るので注意!


お天気自体は晴れることが多く、どんよりした印象はなかったです。

松本での冬の暮らし

実際暮らしていく上で、今までと違ったこと・どうなんだろうと疑問に思って人に聞いてみたことなどをご紹介します。

水道管の凍結

寒さによる水道管の凍結です。

松本市役所の「初めて松本で冬を迎えられる皆さんへ」というページにも書かれている通り、気温が-4℃以下になってくると、水道管の凍結が発生するそうです。

 

凍結しやすいのは、外に出ている水道管。今の家だったらほぼ凍結防止帯(水道管を電気で温める)が付いているので、普段は特にすることはないとは思います。

うちも賃貸住宅入居の際に「冬季はブレーカーを落とさないでください」ということと

「冬季は湯船に水をはったままにしておいてください(お風呂に湯沸かし機能がある場合)」と何度も言われました。

ブレーカーを落とすと、凍結防止帯や湯沸かし器の循環機能が働かないからです。

水道管凍結して中の氷が膨張して、最悪の事態には水道管の破裂……ということになると大変です。

 

ただし、水道管を温めるのでかなり電気代がかかることも分かりました。

もっと詳しく光熱費・燃料代は首都圏での生活と比べてどうなった?

結露

冬の間は結露にも悩まされました。

うちは古め賃貸アパートで窓ガラスが2重ではないので、できることと言えば雨戸を閉める・分厚いカーテンを使用するくらいです。

 

それでも一番寒いときは結露がびっしりで、しかもそれが凍っているのです……これは最初びっくりしました。

そして、そのせいで窓が開かない……冬のあるあるらしいです。

 

昼頃になると北側の部屋以外は解けてきますが、今度はびしょびしょになります。

フォロワーさんに教えてもらった、こんなものを使用して、結露を毎日取ってました。

 洗濯物

すごく細かいことかもしれませんが、寒すぎるので洗濯物が乾かないor凍ってしまう問題発生。

一番寒い時期だと、10時過ぎになってようやく-2℃、という日もありますので、それより早い時間に外に干すと凍ります。

 

Twitterで聞いてみたところ、皆さんやり方は本当に様々。

  • 気にせず干す
  • 気温の上がってきた10時以降に外に干す
  • 加湿を兼ねて室内干し
  • 乾燥機

晴れていて、洗濯物に日が当たっていれば空気は乾燥しているので、乾くことは乾きます。

私は家にいたので、10時以降に外に干していましたが、働いているとそうはいきませんので、室内干しか乾燥機という選択肢になってくると思います。

自転車

一番気になっていた、冬でも自転車で生活できるのか?という疑問。

私の感覚では、全然大丈夫でした。寒いですが、着込めば何とかなります。

手袋は2重、ニット帽か耳当て、ぐるぐるにマフラーで、ほぼ目しか出ていない状態で出かけていましたが……

 

雪さえ降っていなければ、自転車に乗って買い物などは可能です。ただ、地面が濡れていると凍結することはありますので、気を付けましょう。

市場・野菜

あんなに賑やかだった秋までの直売所は、保存のきく芋などと他県産の野菜がほとんどとなります。

スーパーに行っても、ほぼ他県の野菜でした。

信州は、寒い+雪が降るのでハウス栽培もあまりされていないそうです。

「何もなくて困る」という状況にはならないですが「だから昔は保存食や保存方法が工夫されていたんだよな」と改めて認識しました。

観葉植物

さらに細かい事です……

お正月休みの時に数日家を空けたのですが、ちょうどその時に寒波が来ていて、気温が-10℃近くまで下がる日が続きました。

 

人がいない日が続くと家は冷え切るようで、室内の気温もかなり下がったようです。

観葉植物の葉っぱが凍ったのか、一部ですが黒くなっているものがありました。

もし、観葉植物を育てている方がいらっしゃったらご注意ください。

冬の楽しみを見つける

リフトとスキー場

細かいことまで色々書いてきましたが、寒いとどうしても家の中にこもりがち、体も動かなくなって、気分もふさぐ……ということもありました。

冬の期間が長い信州に移住をするなら、冬ならではの楽しみを見つけておくことは大事だと思います。

 

私達の場合は、スノーボード。寒くても出かけて行って、体を動かして温泉に入って帰って、ビールを飲んでばたっと寝る。

これができないと、もっと気分が落ち込んでいた日もあったのではないかと思います。

 

松本をはじめ、寒い地域に移住を考えている方の参考になれば幸いです。

 

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