一冊の本を読んで「自分はこうだなぁ、ああだなぁ」と考えながら読んでたら、ふと。あれ?私が色んなことを選択する「軸」ってこれかもしれない、と気づきました。
お金に関する本を読んでいたのですが、最初は知識を増やしたいから読んでいたのに、自分のしてきた選択を並べてみたり、これからこうしていきたいと思う理想をあげてみると軸が見えたんです。
確かにお金にまつわる判断や選択って、結構人の価値観が反映されやすいものかもしれません。
今回読んだのは出口 治明さんの「働く君に伝えたいお金の教養」です。
良くも悪くも何が起こるかわからないから、行き当たりばったりでOKな部分を増やす
本の中で印象に残ったのがこの部分です。
みなさんの人生もこれからどう変化していくかわからないし、社会にも何が起こるかわからない。だから、流れる川に身をゆだねて、ゆったりと流されていけばいいのです。あなたが無理して泳がなくても、川は自然と流れてあなたを運んでくれます。
そこですてきな人に出会ったら燃えるような恋をして、面白い仕事があれば飛び込んで、子どもがほしくなったらそのときに産む。行き当たりばったりの方が人生楽しいでしょう。
もちろん、本の中では今だけ楽しければいいじゃん、なんてことは書いていません。
子どもも欲しいと思ったときに授かるものじゃないんですけど……なんて突っ込みもある。
周りの友達が昇進したり、結婚して子供が生まれて、家を買って…なんていうのを見ていると、いついつまでにこうしてアレしないと……貯金しないと…なんて焦ります。
でも、大体仕事も家族も計画通りにいかないことがほとんどだし、途中で変えたくなることだってあるし、だったらそれを楽しめるようにしておきたいよな、と思います。
お金の本だから、具体的に保険やローンのはなしが出てくるんですが、保険は月々の保険料が安い・解約料金等がかからないから見直しがしやすい、掛け捨ての方が私にはしっくりくるな、とか。
長期のローンは、ある仕事を辞めたい・新しい仕事にチャレンジする決断がしづらくなるから嫌だな…とか。
思い返せば、ばっちり計画がたてられてるツアー旅行も、月に4回行かなきゃ!って思ってしまうジムのプランも嫌いだったなぁ。気分で変えられる余白が欲しい。
計画性100%で、がちがちで固めるよりも「〇〇したくなったからちょっとやってみる」逆に「辞めたくなったからこっちに変える」ことができる、っていう環境を自分自身で整えていきたいな、と改めて本を読みながら思いました。
変えたいときに、変更しても大丈夫と思えることが一番
〇〇したい!と思ったときに、すぐに実行できることや大丈夫と思える環境や自分の気持ちは、自分でセーフティーネットとして整えておくことが今一番必要なことだな、と感じています。
それは、まず自分の環境や生活を何かひとつのコトや人に対する依存度を減らす、毎月の固定費を減らすこと。
会社や家族以外の人とつながることや、外で通用する技術を意識する。お金のことで言えば収入が突然なくなった時のためのある程度の貯金だったり、会社1本の収入に頼りっきりにならない方法がないか考える。
それから、自分に投資する。知識や体験への投資です。
一番大事なことは、「自分は何とかなるだろう、できるだろう」っていう気持ちも大事なんだろうと思います。
近い未来に対しては50%の計画性と50%の行き当たりばったりが、自分の理想。
今はまだまだ理想とは程遠い状況かな、もっと軽やかに楽しめるように自分の流動性を高めたいなぁと、思います。
今回読んだのはこの本です。
20代じゃないんですけど……まだぎりぎり間に合うかなと……
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