私がベランダで野菜を作り始めたきっかけとなった、五十嵐大介さんの漫画「リトル・フォレスト」。
自然の近くで暮らすことや、私がやってみたいと思っていることはこの作品の中に全部あって、あこがれて。
でも自分にはこれをやりながら暮らすなんて無理だな、と思ったことを覚えています。
リトル・フォレストを読んで、やってみたのはラディッシュを植えたこと
主人公のいち子は東北地方のとある小さな村「小森」で1人暮らしています。
そこでの四季折々農作物を育て、山から食べ物を取り、時にはカモをさばき半自給自足の生活をしています。
一度都会に出ていたとき彼女は、1人暮らしの部屋で節約のためにカップめんの容器でラディッシュを作るんです。
それで、私もやってみたくなってしまいました。そんなちっさな容器で、3週間くらいで収穫できて、節約できるなら!って。
私も働きだして2年目くらいの一人暮らし、お金もないし広いベランダもない。ラディッシュならできるかもしれないと思いました。
収穫できたかっていうと、全然ダメでした……!
いち子は部屋で育ててたけど、私の部屋は日がそんなに差し込まないし、芽が出てきて間引くのが遅かったせいか、肝心の根の部分がちっとも太らなかったんです。
でもそれから、野菜を育てることへの興味が湧いてきたんです。どんなふうに育っていくのか、どんな風に実を付けるのか。
基本くいしん坊なので、食べられない花ではなくて、もっぱら野菜やハーブです。節約の意味もありますからね。
ジャム作りもやってみた
他にもまねてみたのは、ジャムづくり。作中ではゴムの実をジャムにします。
さすがにゴム木はそばにないので、時季だったりんごをジャムにしてみました。
これはまぁまぁおいしくできましたよ。
それから、そばにある加工品に対して何がどのくらい入っていて、どんな風に作られているのか興味を持ちました。
ドレッシングや柚子胡椒や味噌なんかは、調べて作ってみました。
自然と暮らすことの厳しさや手間も
この漫画を読んでいて、自分が食べている食べ物の後ろにある手間や時間がよく見えてきます。また、山ならではの厳しさや手間、面倒くささも。
「玉ねぎを育てるのにこんなに時間がかかるなんて」とか「湿度が高くてモノがなんでもかびちゃうなんて」とか……「くまが家の近くでうろうろしているなんて」とか。
そもそも、「あんなに寒そうな土地なのに家が隙間だらけっぽくて、絶対寒いよ!」と突っ込みいれたくなります。これを観て湯たんぽを買ってみたりもしましたが。
ただただ「田舎暮らしをいいですよ~」って描いているわけではないので、自分もやってみたいと思う反面「これでずっと暮らすのは、自分には無理」と思う所も多々ありました。
主人公であるいち子は極力、新しい道具や便利なものは使っていなかったので余計に……ということはあると思いますが。
リトル・フォレストの一番の魅力は料理
この作品の中で、軸になっているのは料理です。その季節の食材を育て・採り、処理をして、手間もかけて料理します。
漫画もそのおいしそうな感じは伝わってくるのですが、リトル・フォレストは2014年に森淳一監督により映画化もされています。
料理中の音や食材が変化してく様子は観ていると、おなかが鳴ります。
料理中のザクザク・とんとん・ジューという音や、カモや魚をさばく様子は、漫画だと伝わりきらないところです。
観ながら、においも想像してまるで実際ににおいがしているように錯覚したシーンも。
春キャベツのケーキは、味をリアルに思い描くことが出来ました。
漫画も映画も、観終わった後に無性に料理がしたくなる、そんな作品です。
映画はamazon videoやU-NEXT、Huluに登録してる方はすぐに観ることができます。
登録していなくても、それぞれに無料期間もありますので気になった方はぜひ、観てみてくださいね。
※本ページの情報は2018年6月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
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