松本が気になるけど、ただ行くだけでは結局、観光のような滞在になってしまう。
でも、松本に引っ越しちゃうにはまだまだ踏ん切りがつかないなぁ…なんて、うだうだ考えていました。
でも7月に行った前回の松本(住む目線で訪れた長野県~松本編~)とは違う過ごし方をしたかったんです。
今回は“ひとに会う”をテーマに
前回も思ったのですが、松本に行って一番印象に残ったのは人でした。だから今回は、人に会いに松本に行ってきました。
たまたま入ったお店での出会いが入口になって、その界隈にいる人たちのことを少し教えてもらえたり、話をしてくれたりする。
前回の松本で出会ったのが、松本の自然栽培野菜の農家SASAKI SEEDSさん。
その後、連絡を取って「今度来るときはまた連絡してください」と言ってもらいました。
お言葉に甘え今回も「行きます~」と連絡をしたら、奥さんも一緒にお会いすることに!
初めてお会いしたワインバーのpegで今回も一緒にお酒を飲むことになりました。
佐々木さんはご夫婦ともに、松本出身の方。お2人とも、学生時代から何年かは東京に住んでいたそうです。
野菜や食べ物の話、松本の地域・お祭りの話、仕事の話、音楽の話、お酒の話、東京の話、色々話しました。
あぁ、楽しかったです。音楽の好きなジャンルが似ていてお話も盛り上がりました。
ワインのお店にいたのに、お酒の話をしていて「実は赤ちょうちんのお店が好きなんですよね」なんて言ったら連れて行っていただきました。
山女やさん。赤ちょうちん!山賊焼き、お酒(…わたしひとりだけで皆はビールだけど)も頂きましたよ!
奥さんが山女やさんのマスターと登山中に出会ったのだとか…
匿名性と顔見知り
お二人の話によると、Uターンなどで戻ってくる同年代の人がお店を出すことが増えているのが、ここ2~3年の松本なのだそうです。
みんな顔見知りで、よく挨拶したり「この間はどうも~」なんて言っているのを何度も見ました。
お二人の人柄ももちろん大前提であるのでしょうが、そのことについて聞いてみたら「小さな町だから、外に出て交流する人はみんな大体顔見知りになっていくよ」とのこと。
街に出てこない人もたくさんいるけど、都心部よりも分母の数が少ないので、街によく出てくる人の数も限られている。だから、大体知り合いになっていくのだそう。
よく考えれば、そうか。もしかしたら、それがやっぱり嫌な人もいるんだろうなぁ。
普段から街に出ていると、どこに行っても知り合いがいて声をかけられる。東京をはじめとする大都市は匿名性が高く、外に出ても会話をほとんどすることなく一日を終わらせることもできる。
地方へ行くと、それがしづらくなるということなのでしょう。
田舎度が上がればそれは、家を出なくともどこにいるのかがばれてしまったり(車があるから家にいる…とか)。
その匿名性と顔見知りの程度も街の規模によってさまざまで、自分のちょうどいいバランス感をつかんでおくのが大切かな、とも思いました。
ディープな松本をもっと…
音楽の話で盛り上がったので、「山女や」を後にしてとってもディープなバー「Elbow Room」に連れて行ってもらいました。
お店の外観だけ見たら、絶対初めての人は入れない。怪しすぎる。いや、中も十分に怪しい…
暗くてきらきらで…でも、なんとなく居心地はいい。そんな空間。
昔からあるバーなのだそうです。
そんなこんなで、松本の夜、どんどんディープな時間に足を踏み入れていく私たち。なんとも楽しい。お酒好きにはたまりません!
やっぱり、裏路地をひょいと覗いてちいさなお店を見つけるのも、私たち夫婦が楽しいと感じることの一つで、身近にあってほしいことなんだと実感しました。
移住候補地めぐり2回目の松本訪問 まとめ
松本に今住んでいて、以前には東京にも住んでいたことのある佐々木さんご夫婦とお話をして、松本で暮らすことが少し具体的になってきたように感じます。
仕事の状況なんかも聞いてみると、求人などは選べない・業種が少ない、といったこともお話してくれました。
色々と自分たちはどうしていくことがいいのかを考えていかなければいけないですが、松本に知っている人ができた、というのは心強いなぁと、今一番感じています。
松本での仕事と暮らしのバランスをどうするのか
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