「ビタちく」知ってますか?テレビを観ていて初めて知った「ビタミンちくわ」。
長野県民はみんな知っているらしいんです。興味がわいたので、早速近所のスーパーに行ってみたらありました。
当然のように、そして結構な棚面積を使って堂々と置いてある!
ビタミンちくわってなに?
ビタミンちくわとは、もともと石川県の会社、スギヨが大正時代、腐敗防止のためにちくわに塩を詰めて運んだところ、
海のない信州の人にとって貴重なたんぱく源と食塩がセットになっている商品として、大ヒットしたのが始まりです。
昭和27年ビタミンA・Dを豊富に含んだ油ザメの肝油を使用した「ビタミンちくわ」を発売、戦後の栄養不足に悩むお客さんから支持を集めます。
「現在はビタミンA・E入り」と書いてありますね。
石川県の会社ですが、びたちくの生産量の7割は長野県での販売とのこと、驚きます。
長野県民や新潟の上越や妙高あたりでは、みんな当たり前のように知っているそうです。
スギヨと紀文のビタちくを食べ比べ
ビタちくは現在、スギヨと紀文の2社から出ていると教えていただきました。
そうなったら、食べ比べするしかないですね。
違いはあるのでしょうか?
ビタミンちくわのパッケージ
最初がスギヨのパッケージ
スーパーには塩分30%カットのちくわもありましたが、今回はこちらのノーマルを。
紀文のパッケージ
紀文はビタミンAとB入りなんですね。
なんか、似てません?色使いとか。フォントとか。知らなかったら間違えそうです。
ビタミンちくわの見た目
こちらがスギヨです。
そして、こちらが紀文
見た目、あまり変わらないように見えますね。スギヨのほうがしっかり焼いてあるように見える…くらいでしょうか。
ビタミンちくわを食べ比べてみた感想
2つのちくわの違いは?と聞かれたら、結論から言うとですね…
「ほとんど差がわからない」です。
どちらも、ちくわとしてはちょっと締まった硬め。味は、ちくわです。笑
だから、そのままもいいけど火を通して使う方がいいのかもしれないな、と感じました。
食べ比べて感じた少しの差は、お魚の香りが強いのはスギヨ。
食感が少し柔らかく感じたのは、紀文。
食べ比べなければ、わからない位の微妙な差だと思います。
ビタちくで作ったオカズ
しっかり硬さもあるので、ビタちく炒め卵とじを作りました。
炒めても、ちくわが切れてしまったりすることなく、ちくわのだしも出ておいしくいただきました。
弾力があるので、細めに切ってきゅうりと一緒にサラダにしてみました。
かつお節で見えませんが、細切りビタちく入っています……
ビタちく応援してます
地域独自の商品があるって、文化・歴史・土地柄なんかが絡み合っていて本当に面白い。
それが「おみやげ」だけでなくて、暮らしの中に溶け込む商品になっているってところがまた、いいなぁと思います。
やっぱり、暮らしの中で食べる・使うものでないと文化として残りづらいから。
これからは、ちくわを買うときは「ビタちく」を迷わず選びます。
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