【山小屋泊 八ヶ岳登山】編笠山~権現岳・権現小屋まで

旭岳・赤岳・阿弥陀岳
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お盆だから混んでいるだろうな、と結構覚悟をしていった南八ヶ岳縦走。

意外や意外、私たちが選んだコースは人気コースとは違うようで、すれ違う人や登る人、思ったより少なく感じました。

 

今回は還暦過ぎた私の母のリクエストで、赤岳への登山コースの中でもまだ行ったことがない

「観音平登山口~編笠山~権現岳~旭岳~赤岳~美濃戸口」の縦走です。

私・ayuさん(夫)・母の3人で登ってきました。

赤岳には、母と私は何度か違うルートで登っています。

 

南八ヶ岳縦走のコース計画

編笠山登山道から見た景色

下りの体力が心配な母・鎖場にあまり行ったことがないayuさん(夫)・運動不足の私、というメンバーであることと

今回の縦走ルートは、体力・技術的にも八ヶ岳の中では難易度が高いコースのようなので、時間にはゆとりを持たせ、2泊することになりました。

 

1日目→観音平登山口~編笠山~権現小屋で宿泊

2日目→権現小屋~権現岳~旭岳~赤岳~赤岳展望荘で宿泊

3日目→赤岳展望荘~地蔵の頭経由の美濃戸登山口

 

このコース計画を組んで、結果的には2つの点でとっても良かったです。

 

まずは天気が早めに崩れたこと。

前半の2日間は午後のお天気が崩れるのが早めだったので、山小屋に到着が14時半頃にできて良かったです。土砂降りの雨に降られることはありませんでした。

 

もう1つは、やっぱり体力的なことです。

1泊でも可能なのかもしれませんが、結構体力的にはきつかったと思います。そうなると、くだりは怪我をしやすくなってしまいます。

時間・体力的に余裕を持った計画だったので、怪我なく降りてくることが出来ました。

 

観音平登山口~編笠山

観音平の駐車場は50台ほど停められるようですが、お盆のこの時期は朝6時過ぎに到着した時にはあと数台でほぼ満車、という状況でした。

観音平登山口

 

「観音平登山口」を出発

準備をしていざ出発。時刻は6時30分です。

この日の朝は雲が出ていましたが、雨が降りそうなわけではなく、うっすら…といった具合。

 

最初はこんな感じのゆるやかな登り道ですが……

観音平から雲海までの登山道

 

途中からこんな感じで、ずっとぐんぐん登っていくコースです。

観音平から編笠山に向けての登山道

 

途中開けた場所で、奇麗な富士山を見ることもできました。

編笠山の途中から見た富士山

 

途中ちょっとしたハシゴもありました。

編笠山登山道のはしご

 

編笠山山頂に近くなってくると、こんな感じで岩がゴロゴロ。

編笠山山頂に向かう道中

 

編笠山 山頂に到着

編笠山の山頂には10時10分ごろ到着しました。

観音平からは、休憩含め3時間40分ほどです。

編笠山山頂

 

山頂は写真にも写っている通り、小さめの岩がゴロゴロ。

少しこちらで休憩していたら、なんだか怪しい雲が少しずつ増えてきたようでした。

 

編笠山~青年小屋~権現小屋

お昼ご飯は山頂から少し下ったところにある青年小屋で食べることにしました。

 

山頂から、青年小屋までは30分くらいです。

下りだすとこんな感じで、すぐに小屋が見えます。

編笠山からみた青年小屋

 

青年小屋は、奥にテント場もある山小屋です。5分のところに水場もあります。

小屋までそんなに距離はないですが、岩場がずっと続くので神経を使いますね。

 

青年小屋

青年小屋の外観

青年小屋に到着。11時20分です。

小屋の中に新しそうなトイレがいくつかありました。トイレチップは100円

 

青年小屋のベンチでお昼ご飯を食べました。

この日は、カップラーメンとトウモロコシとゆで卵。食後には、コーヒー。

 

ゴハンを食べている最中から、風が出てきたり空が大分暗くなってきていました。

食べ終わるころには、雷まで……

 

とりあえず、出発前には降っていませんでしたが(すぐに着るのが難しい)カッパのパンツを着て、カッパのジャケットは腰に巻いて出発しました。

ザックカバーも念のため……

 

青年小屋~権現小屋

青年小屋を12時50分に出発します。

青年小屋からのろし場までの登山道

すぐにパラパラと雨が降ってきました。

 

ただ、この時期はカッパ着てると暑いですよね……雨が上がったらすぐに、ジャケットは脱ぎたくなります。

ですが、そのうち本格的に雲がかかってきて、山は雲の中へ…

30分ほどで、武田信玄が作ったとされることから、この名がついたされている「のろし場」に着くのですが、まったく何も見えず、霧だけです。

ここから見る権現岳の眺望は八ヶ岳の中でも屈指…らしいのですが、お天気に恵まれず残念。

のろし場

 

このあたりから、本格的に雨が降り、雷もゴロゴロなりだしました。

この後、ギボシと呼ばれる岩場・鎖場が待っています。

 

この岩場では、斜度はあまりありませんが片側が谷で、鎖場で雨に濡れていると少し怖かったです。

写真はほとんどありません……携帯を落としそうで怖いこと、雨が降っていたので断念です。

 

ギボシ山頂付近から谷側を撮影しましたが…霧でまったく何も見えません。近づいてみると谷、という個所は怖いですね。

 

相変わらず、雷はなり続け、隠れるところもない今の状態だと、雨よりもずっと怖かったです。

ギボシ付近

 

権現小屋手前、大分斜度が緩くなってきたところで雨もいったんやみました。

余裕ができたので、写真をパシャリ。顔はぼかしました…

権現小屋手前の登山道

 

次の日の朝、権現小屋から歩いてきた方面を見るとこんな感じです。

人が歩いているのが見えるでしょうか。

権現小屋 到着

今日の目的地に到着、権現小屋です。到着は、14時20分。青年小屋から1時間30分です。

権現小屋外観

 

この日はこちらでお世話になります。

到着して1時間たたないうちに、また雨がかなり強く降り出しました。雷もごろごろ、ピカピカ。

もうひとつ先の山小屋を宿泊場所にしていたら、多分びしょぬれでしたね。

 

やっぱり山では15時頃までに、目的地まで到着するのが鉄則なようです。実感しました。

権現岳山頂は、この小屋から5分なのですがこの日はもう小屋でまったりすることに……

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